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Oct 17, 2011

M君の憂鬱

今日の0時にベッドへ入ってさあ寝よう、という時にイタリア人の友人Mからメールが入りました。寝てしまおうかと思ったのですが、放っておけなかったので返事を出しました。


私はDAで酷い反セム(反シオニスト)作品を作っている38才のアーティストにこの理由で抗議しました。私のマリオおじさんは捕虜として1年間ドイツの強制収容所で過ごしました。マリオおじさんはまだ生きていますが、強制収容所での体験を何も語ろうとしません。
とりわけ、彼らは私を侮辱し続けます。しかし、私は彼らを侮辱することなく常に皮肉で応えました。彼は本当に愚かだ。
眠かったし、イタリア人の使う英語ということもあって(流暢でない私が使っている英語は遥かにヤバイんですが 汗)ところどころ意味が分からなかったりしましたが、大体こんな感じです。
詳しいことは分かりませんが、Mはこのメールの前にトレプリンカ等の建物の写真をリンクしてくれたので、恐らく反シオニストなアーティストが強制収容所のことを面白半分で茶化したのかもしれません。
そんなんで、当たり前のことしか言えないけれど、Mを励まして眠りにつきました。
捕虜収容所は強制収容所や絶滅収容所とは違うのだけれど、彼のマリオ叔父さんの身に何があったか分かりませんから何とも言えません。実際に反ユダヤ系のアーティストと対決してみてMは酷く傷ついていました。(Mは純粋なんですよね)
根本的に主義の違う人々ってどうやって分かり合えるというんだろう。規模は随分違うものの、許せないところを認めて譲ることのできる部分を譲り合って共存していくしかないんじゃないかしら、と頭では考えても上手くいかなかったりするのは、家庭環境でもイスラエル/パレスチナでも同じなのかもしれない。

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